井戸兵庫知事、宿泊税「奢侈税的な観点必要」 兵庫県での導入「遠い」

20170921井戸兵庫知事定例会見

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は20日の定例記者会見で、京都市が宿泊税を導入すると伝わったことについて「ただちに(同様の税を)検討する状況にない、遠いのではないか」との見解を示した。大阪市や京都市では主に訪日外国人観光客によて宿泊施設の需要が逼迫(ひっぱく)しているが、「残念ながら兵庫の場合はホテル・旅館に余裕がないわけでないのが実情」と指摘した。記者の質問に、答えて述べた。

 課税額については「以前、アンケート調査で(宿泊費で)5万円以上という高額の負担ができる方に対しては高率、高額の負担を求めては良いのではないか、と回答したことがある」と述べ、今回の京都市の税額が低いとの見方を示した。「奢侈(しゃし)税的な観点からの検討も必要なのではないか。担税力はある方々でしょうから」と話した。

 京都市は1泊の宿泊料金が2万円未満の場合に1人1泊あたり200円、同2万円以上5万円未満で500円、5万円以上が1000円とするようだ。上限額の1000円は既に宿泊税を導入した東京都や大阪府を上回り、全国でも最高額になる。

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