若者に選ばれる日本酒で神戸をアピール 神戸大、白鶴酒造と共同開発
- 2017/09/18
- 22:21
神戸大学は10月1日に白鶴酒造(神戸市東灘区)と共同開発した日本酒「神のまにまに」(写真=神戸大の発表資料より)を発売する。同じ神戸市内で、同大出身者も多く、日頃から交流のある白鶴酒造と、酒どころとしての神戸の魅力を訴えたいと共同開発に取り組んだ。食事にも合う、さっぱりとした味で若者に選ばれる日本酒をめざした。
素材には白鶴酒造が開発した酒米「白鶴錦」と、神戸大学農学研究科の食資源研究センター(加西市)が栽培した「きぬむすめ」の2品種を使った。コメと米麹以外の原料を使わない純米酒として醸造した。使用割合が白鶴錦が16%で、きぬむすめが84%。精米歩合は70%とした。アルコール度数は14度以上15度未満になった。
ラベルには神戸大の由緒ある校舎「六甲台本館」をデザイン。日頃からイネを栽培、研究する同大農学部学生や大学生らが日本酒の仕込み過程を見学したうえで考案した。商品名の「神のまにまに」は学問の神様、菅原道真が紅葉を読んだ短歌から。紅葉の赤を学生たちの情熱になぞらえ、神戸の「神」の文字も織り込んだ。
1本720ミリリットルで、価格は税別1300円。神戸大の売店や生協、白鶴酒造の直売店やネット通販サイトなどで販売。神戸大の地元である阪急六甲とJR六甲道の駅周辺にある居酒屋などでも提供できるよう呼びかける。
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