「記者クラブもご検討を」 兵庫県政150年事業に助成金、15万円までなら全額

20170904井戸知事定例記者会見

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は4日の定例記者会見で、兵庫県政150年記念事業(イベント)を開催する団体に広く助成金を支出することを発表した。飲食代や団体維持のための人件費、業務に不要な備品などを除いては幅広く活用できる。イベントを開催する費用は15万円までなら全額、15万円を超える分は50万円を上限におおむね3分の2相当を助成する。

 井戸氏は、地域団体や非営利団体(NPO)、ボランティア団体、実行委員会などの任意団体など「どんなグループでも県政150年記念事業を展開しようとするグループに助成して、盛り上げていただこうとするもの」と説明した。助成の方法は、「震災20周年記念事業として県民連携事業を展開した際に準じる方法」(井戸氏)という。

 兵庫県全域に展開するような大規模な事業については、「特認事業」として500万円を上限に助成するケースも有り得るといい、この場合は応募前に相談が必要だ。まずは年度内である2018年1〜3月に開催するイベントについて、10月1日から募集を始める計画。兵庫県は来年度予算に18年4月以降も同様の助成金を盛り込むよう検討をを進めている。

 どういった団体でも基本的には助成金を受け取れる。井戸氏は「記者クラブが任意団体を作って事業を実施しても対象になります。(記者クラブの)幹事さん、どうぞご検討ください」と話して、記者らの笑いを誘った。

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