石原ケミカル、公募増資と自社株売り出しで12億円調達 滋賀工場を建て替え

 東証2部上場の石原ケミカルは18日、58万9700株の公募増資と10万6300株の自社株売り出しを実施すると発表した。需要動向に応じて最大10万4000株のオーバーアロットメントによる追加売り出しも実施する。18日終値である1766円で計算すると、およそ12億4700万円を株式市場から調達する。滋賀工場(滋賀県高島市)の一部を建て替え、半導体材料の製造などに対応したクリーンルーム付の工場を建設する。

 発行済み株式は最大で約9.3%増加する。自社株売り出しの終了後に保有する自社株は63株になる見込み。新株の発行価格は28〜31日の間に決める。主幹事は、みずほ証券が務める。

 石原ケミカルは2019年5月までに約21億7000万円の設備投資を計画している。電子材料や自動車用化学製品などの生産設備に加え、市場の拡大が見込める「銅ピラー技術」「ファンアウト技術」に対応した、めっき液の増産に向けた設備などを取得する予定だ。このうち12億円強を株式市場で調達し、残りを自己資金や借入金でまかなう見通しだ。

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