神戸市、北海周辺「海洋ビジネスコーディネーター」公募 海洋産業振興を始動

 神戸市は18日、海洋産業の先進地域である英国やノルウェー、デンマークといった北海周辺を担当地域とする「海洋ビジネスコーディネーター」を公募で設置すると発表した。現地企業に神戸市や神戸企業の強みを効果的に紹介する一方、神戸市には現地の需要動向などの情報を提供する。市内の中小企業を北海周辺で、海の自然エネルギーを使った発電や水中ロボットといった海洋産業のサプライチェーン(資材や部品などの供給網)に参加しやすくするのがねらい。

 業務地域は英国、ノルウェー、デンマークに加え、ドイツ、オランダ、ベルギーも含む。コーディネーターの設置地域も業務地域の範囲内にする。コーディネーターには年額100万円の基本委託料と、ビジネスマッチングなどの成果に応じた実績委託料を200万円を上限に支払う。コーディネーターの公募は8月末で締め切り、9月上旬にも委託先を決定。契約期間はひとまず、来年3月末までの予定だ。

 神戸市は神戸医療産業都市で成果が出つつある医療分野の産業集積に続いて、水素エネルギー産業と、海洋産業の集積で経済の活性化をねらう。水素エネルギー産業の振興は、水素の輸入拠点設置計画や、燃料電池車の購入などで既に始まっていた。今回のコーディネーター設置で、海洋産業クラスター(集積)に向けた具体的な施策も動き始めた形だ。

 同時に神戸市は「海洋産業クラスター形成に向けた調査業務」の委託先も募集を始めた。海洋産業の誘致や、関連人材の育成などに関する可能性や課題などを整理する。神戸市は2月に「神戸海洋産業セミナー」を開催し、北海に面する英アバディーン市のアダム市長らが出席した。同セミナーは三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区)が企画・運営していた。

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