世界初の液化水素運搬船、豪ビクトリア州に到着 現地で到着式典

20220121すいそふろんてぃあ

【神戸経済ニュース】川崎重工業(7012)、電源開発(Jパワー、9513)、岩谷産業(8088)、丸紅(8002)、住友商事(8053)は21日、世界初の液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」が初めての国際航海を終えて豪ビクトリア州ヘイスティング港に到着したと発表した。5社は豪AGLエナジーと共同で到着式典を開催。式典には豪連邦政府や現地の日本大使館関係者を招いたという。(写真は豪州への到着時=CO2フリー水素サプライチェーン推進機構提供)

 同船は2021年12月24日、神戸港にある液化水素荷役の実証ターミナルである「Hy touch神戸」を出港して順調に航行。現地での入国手続きに多少時間がかかったが、20日にヘイスティング港の液化水素積荷基地の到着した。今後は実際に水素を積み込み、機器の点検などを済ませて日本に向けた復路に向けて再び太平洋を航海する。2月下旬にも帰国する計画だ。

 「すいそふろんてぃあ」は5社などで構成する技術研究組合「CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)」が運航する。豪州の未利用資源である「褐炭(かったん)」から製造した水素を液化し、日本まで輸送する国際的な水素サプライチェーン(供給網)を構築する実証実験のために渡豪した。

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